ACTIVITY

私たちの取組み

開業30周年

 平成3年に開業して、30年が経ちました。あっという間の時間でした。いろんなことがありましたが、最近の13年は、全く在宅医療一色でした。もともと、医者は病院にいるものだということに疑問を持っていました。病院に行けない人に手を差し伸べるべきだと考えていました。母が亡くなる少し前に、在宅医療という概念や業態があることに興味をもち、その頃、福岡の二ノ坂保喜先生を招いて、研究会などを開き、準備を始めました。
未知の世界、24時間365日営業の覚悟を決めた時の、気持ちの切り替わりは、自分でも呆れるほどでした。
まだ、在宅医療に関する市民の関心も浅く、それゆえに、気持ちも熱くなり、公民館や、病院に出向いてのお話などをさせていただく毎日でした。
地道に在宅医療を始めて、市民や医療関係者、介護事業者の皆さんにも、少しづつ関心を持っていただき、多くの在宅患者契約をいただくまでに成長いたしました。
それも、事務や看護師の医療スタッフや、薬局スタッフ、リハビリスタッフ、音楽療法チーム、施設看護師、ケアマネージャー、ヘルパーさん、その他ご協力いただいたすべての皆さまのおかげだと感謝いたしております。
 
毎週、月曜の朝、全員で「クレド」を読み上げます。その一節に「私たちは「医療と介護は地域という大きな輪の一部であり互いに支え合い、尊敬しあうことで、喜びに満ちた地域を創り上げることができる」と信じ、連携していきます。」とあります。
 
生まれ変わった気持ちで、次の10年は、さらにこの街で、在宅医療を深めていきたいと思います。
まだ、私以外に、市内で本格的に在宅医療を始める先生はいませんが、この1年間、未曾有の事態の中で、在宅医療の未来を考え続けてきました。
コロナ禍の次に来るのは、在宅医療のさらなる活性化の時代だと確信しています。
現在の医療が、ある意味、テーラーメイドのお仕着せの治療だったのに比べ、在宅では、高度医療環境さえ揃えば、心のこもったオーダーメイドの治療ができると確信しています。在宅緩和ケアとして、始めた私の仕事も、時代の要求に応じて、高度在宅医療へと変化を迫られているわけです。
コロナ禍で、現代の医療からはみだした、あるいは自ら退院した患者さんは、自宅での高度医療を欲しています。必然的に、在宅での高度治療、人工呼吸器、経管栄養、中心静脈栄養、さらに人工透析などなど、さらに高度な在宅医療スキルを求められる時代になると確信しています。
そのためには、専門家と連携していくチームでの医療、高度医療のためのハードとデジタル環境の整備も欠かせません。
SF映画に出てくるような、自宅で医療カプセル(レントゲンやCTも取れる)に入った患者さんを、高度先進医療で治療する日が来るかもしれません。
 
最後に、どんなにハイテクになっても、これまで同様、あるいはそれ以上に、緩和ケアの気持ちを絶対に忘れずに、患者さんを、人として、心で接することは、これからもまちがいありません。
どんな出会いが始まるのか、次の10年が楽しみでしょうがありません。

 
 

退職のお知らせ

立川賢佑君、梶原正平君の二名が、9月末日で退職しました。新しい方向性を模索するためとのことで、今後も応援して行きたいと思います。

リハビリについて
 

リハビリは、今後、桂林病院さんと連携して行います。

 

 

 

往診・訪問診療について

コロナ禍でも、感染対策を行いながら、発熱者に対する外来と、往診、訪問診療を行っております。

院内勉強会のお知らせ
 

平成314/11(木) 1200~30分程度)
作業療法士 梶原 聖平様を招いて「訪問リハビリにおける、作業療法士の役割と可能性」についてのお話をしていただきます。一緒にお話しを聞いてみませんか?
場所:隈診療所待合室
興味のある方は診療所受付梶原までご連絡ください。

当院の言語聴覚士が発表演題発表させていただきます。
 

「食べたい」に最後まで寄り添うために~ALS一例の経過報告と接触嚥下障害支援における課題について~

12/15に大分市でフォーラムが開催されます。
 

カフェには日田のオレンジカフェが参加します。
ぜひお立ち寄りください。

 

院内勉強会のお知らせ
 

10/12(金) 12:00~(30分程度)
赤坂由美子様を招いて「ケアマネージャーの体験談」についてのお話をしていただきます。一緒にお話しを聞いてみませんか?
場所:隈診療所待合室
興味のある方は診療所受付梶原までご連絡ください。

 

院内勉強会のお知らせ
 

9/14(金) 12:00〜(30分程度)
やまと薬局 財津裕樹先生を招いて「医薬品の安全管理」についてのお話をしていただきます。一緒にお話しを聞いてみませんか?
場所:隈診療所待合室
興味のある方は診療所受付梶原までご連絡ください。

 

院内勉強会のお知らせ
 

5/11(金) 12:00〜(30分程度)
上野公園病院 大神先生を招いて「認知症」についてのお話をしていただきます。一緒にお話しを聞いてみませんか?
場所:隈診療所待合室
興味のある方は診療所受付梶原までご連絡ください。

 
 

院内勉強会のお知らせ
 

6/8(金) 1200〜(30分程度)
リップ福祉用具センター 赤石先生を招いて「福祉用具」についてのお話をしていただきます。
一緒にお話しを聞いてみませんか?
場所:隈診療所待合室
興味のある方は診療所受付梶原までご連絡ください。
 

 

院内勉強会のお知らせ
 

7/13(金) 12:00〜(30分程度)
西部包括支援センター 中原陽子様を招いて「地域包括支援センターの役割」についてのお話をしていただきます。一緒にお話しを聞いてみませんか?
場所:隈診療所待合室
興味のある方は診療所受付梶原までご連絡ください。
 

勉強会のお誘い
 

 前回の勉強会の様子。 よしまさ歯科 石井義将先生を講師としてお迎えして
「在宅訪問歯科」について貴重なお話しを聞かせていただきました。
外部からも多職種に渡り多数参加いただきました。
これからも不定期ではございますがお昼の勉強会を予定しております。
ぜひご参加ください。

 

インフルエンザが猛威を振るっています。
 

インフルエンザにはA,B,C型がありますが、主に大流行するのはA型で、感染性も強く、学校など集団を介して感染します。B型は、従来、A型が流行した後に散発的に起こり、あまり長期間流行しないのが定説でしたが、最近の検査キットの感度がよくなったせいか、頻回に検査をするようになったからかわかりませんが、A型と同時にも発見されることがあります。
 
また、抗原形式がことなるので、A型にかかった後にB型にかかる人もいます。
インフルエンザワクチンをしている人でも発症することもありますが、かかっても熱が出にくいようです。
インフルエンザの薬も数種類あり、カプセル剤・粉薬・吸入薬・点滴などの種類があります。内服ができない方では点滴で投与することもできます。
 
いずれにせよ、予防は大事でワクチンの接種はぜひ11月の初めにはしてください。

院内勉強会のお知らせ

 
3/9(金) 12:00〜(30分程度)
よしまさ歯科 石井義将先生をお招きして、
「在宅訪問歯科」についてのお話をしていただきます。
一緒にお話しを聞いてみませんか?
場所:隈診療所待合室
 
興味のある方は診療所受付梶原までご連絡ください。

10/21(土)ホルトホール大分にて在宅医療推進フォーラムが開催されます。
入場無料となっておりますので興味のある方はぜひご参加ください。

 
 
インフルエンザ予防接種受付中です
予約制(午前中のみ)
3,500円
日田市65才以上…1,450円
 
 
近所の子供たちがハロウィンで仮装をして診療所を訪れました。
trick or treat!

2017.4.8 日田市在宅医療・介護連携推進事業

医療・介護職のコミュニケーションスキルUP講座-明日から使えるスキルをワークショップで楽しく学ぼう。
 
大分医療センター医療ソーシャルワーカー 岡江晃児氏をお招きし、グループワークが行われました。
医療介護関係者70名強の参加者とコミュニケーションスキルについて学びました。
グループワークの終了後には、明日からもうちょっと頑張ってみよう!という意見が多数!
ありがとうございました。

 
クリックして拡大してご覧ください

市民公開講座のご案内

●参加無料
●日時:3月25日(土)14:00〜16:00
●場所:日田市役所 7階大会議室
 
●お問合せ
「日田市在宅医療連携会議」事務局
日田市医師会立訪問看護ステーション
TEL 0973-22-6299
 
詳しくはお問い合わせ下さい

2017.3.25 市民公開講座の様子

大分市のやまおか在宅クリニック 山岡憲夫医師による講演がありました。
多くの方々にご参加いただき、在宅医療や在宅で受けられるサービスについて市民の方々にとてもわかりやすい内容になっていました。最後は隈診療所の宣伝まで、、、。
これを機会に何か在宅医療について聞きたいことなどございましたら、お気軽にご相談ください。

 
 
 

7月より新しい電子カルテへ移行しました

訪問先での患者様の状態をリアルタイムで更新することができるようになりました。

2017.5.31 5月中旬、診療所の薔薇が見事に咲きました

今年は診療所前の駐車場にて薔薇の花見会(お茶会)があったり、
場所柄観光客の方が写真を撮りにきたり、、、、
とても見応えのある咲き方をしておりました。 
毎年川開き観光祭前後が見ごろとなっておりますので、
薔薇と活き活きした花々を見にいらしてください。
 

中野智紀先生の
講演を聞いて

 第2回おおいた在宅医療推進フォーラム(平成28年12月10日)での東埼玉総合病院 在宅医療連携事務所 室長 中野智紀先生の講演を聞いて、大変に感動いたしましたのでぜひご紹介させていただきます。
(私の独断と偏見誤解を恐れずに私なりに感じたことを書き留めさせていただきました。どうか私の「独り言」と思ってお読みください)
 
 人を支えるという考えに、医学的な健康や社会保障的な安心の基礎に生活モデルの考え方がどうしても必要だということ。そこに回帰するには、住民の人生のあらゆる時点に関与する考えが必要で、それこそが地域コミュニティであること。行政がやってきたシステムとしての集合は、その限界があり、そしてその最前線である個々の住民に向き合う個別化こそが「ふつうに暮らせる幸せ」を感じられる方向性であるということ。それこそが「在宅医療」という方法だということ。
 そのためには、個別化の前に分散という考え方、個々の事例に対応するだけではなく、それをもう少し広い集団に適応するための「知恵」とは何か?
 これこそが私が聞きたかったことでした。
先生は住民と行政という図式の間に「キャスト」という言葉を入れました。住民の中でも、生まれついて誰かのお世話をしたい、そんな人がいます。それは一般では「奇特は人」など呼ばれていますが、住民だけで行政と対応することは困難でこんないわば奇特な人が必要なのです。
 そうゆう人たちを、コミュニティデザイナー(あるいは生まれつきのソーシャルワーカーNative social worker)という言葉で先生は表現しました。そういう人たちに理解を示し、そういう人と住民を接着させる作業を先生はされてきました。もう一つの知恵は専門家としてのコミュニティナースです。
 それらの原動力となるのは、先生の勤務されている東埼玉総合病院の中にある「在宅医療連携事業室 菜の花」です。方法としての「暮らしの保健室」「24時間丸ごと相談電話」などなど。
一人一人の患者さんと「きちんと向き合う」「人とひとが向き合う社会」という言葉も心に染み渡りました。言葉にならない悲しさを、時間をかけてゆっくりと言葉にしていく作業こそが今必要なのだとも。
 それらを通じて自立させられるのではなく自ら自立していく、あるいはその人と伴走していく社会「伴走型支援」という考えには、涙が出ました。
 MSWの方法論を利用した「ちゃんと人の話が聞ける人」を育てるプロジェクトなどを通じて先生は、医療と介護と生活すべてが一緒になっていく社会を夢見ています。すでにその一部を形成し始めている埼玉の「幸手(さって)地区」はこれからも目が離せない存在です。
 また機会があればぜひ当地日田市でも先生のご講演を聞かせていただけるように努力致します。
 何々モデルという言葉を超えてその地域の人たちの気持ちに伴走する社会ができることを住民の一人として願ってやみません。
 中野先生、本当にありがとうござました。
 

11/13 (日)社員旅行in 高千穂
毎年恒例の社員旅行に行ってきました。天気に恵まれましたが、地震の影響で迂回したり、立ち入り禁止だったり…。でも、高千穂のパワーを頂き、これからもご来院される患者様の心の支えとなるよう頑張ります!

11/13 (日)社員旅行in 高千穂

出前講演会 

公民館・施設など、日田市内であれば院長が無料で講話をしています。 
緩和ケア・在宅医療・認知症など、ご要望に合わせてお話しします。

オレンジカフェ

平成27年12月〜市内の介護施設のスタッフや賛同して頂ける人たちと始めた認知カフェ。現在は市内公民館を中心に月に2回開催しています。物忘れで悩んでいる。認知症について知りたい。家族の認知症について話しを聞いてほしい。そんな人たちや、地域の方がどなたでも気軽に来れる場所を目指して活動しています。

連携調剤薬局の薬剤師を含めて
月1回のランチミーティング

月に1回は、ゆっくりとランチをしながら1ケ月の振り返りをします。スタッフが何でも話せて、独りで考えるのではなくチームで考え提案・改善できるように、あえてラフなスタイルでの会議。月に1回の楽しみでもあります。

花月園にて♪
Dr.宮﨑による即興ハーモニカライブ

日田市認知症疾患センターのDr.による、自作!認知症ソングライブ

五和振興局にて♪ (この日はあやめ劇団による認知症啓発に関する演劇がありました)